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手術当日 [実家のこと]

朝から病院へ。親戚も2人来てくれて、手術室に入る前に面会。
9時半にいよいよ手術室〜〜へ向かったら、ビデオカメラが扉の前で待ってました。参考ビデオを撮ってるので協力してください、と言われ、「患者さんの手を握って、パワーを分けてあげてください」だって。オイオイやらせじゃん(笑)
たぶん、ホームページで病院紹介ビデオとして公開されるか、手術を受ける患者さんや家族への当日の手順説明用になるのでは、と思われます。
父は全身麻酔なので、眠ってしまえば起きたら全部終わってますが、我々は家族控え室でこれから7時間くらい待たなくてはいけません。でも7時間で済むんだなーと感慨深い物が。ダンナの父が同じ手術したときは10時間以上待ったからなー。技術上がってるんだなー。メスもレーザーだっていうし。
専門の病院だし、まだ新しいので機器も最新鋭だし、腕のいいお医者さんだそうだし、私はあんまり心配はしなかったな。母はやっぱりそれなりにドキドキしてたようですが。
しかしただ座って待つ、ってすごい疲れます。おしりも痛くなっちゃった。控え室には一応テレビあったけど、もう一家族居て、そちらがちょっと容態悪いようだったので、なんとなくつけられず。ゲームボーイやら本やらいろいろ持ってったけど、母が例によってしゃべりまくってたんでその相手しなくちゃいけなくて(笑)ほとんど使わなかったよ。

終わったのは4時半。執刀医の説明によると、「予定通り」「いい感じで」終わったようです。驚いたのは人工心肺を使わないで済んだ、というところ。(義父のときは使用限度時間いっぱい使用した)人工心肺はけっこうリスクあるらしく、使わないですむならその方がいいんだけど、ドクドク動いてる心臓の血管を切ったり縫ったりするのに心臓止めなくてもできるんだねー。輸血もしないで済んだそうで(義父の時は自己血だったけど輸血した)、手術の技術進歩・革新ってすごい。

その後、後処理が終わるのを待って(1時間半かかったんで、母がまだかまだかとイライラ最高潮)2名だけ集中治療室で5分だけ面会できるということで、私と母が行ってきました。
でもまだ口にレスピレーター(で、合ってるよね?人工呼吸器の管。)ついてたし、麻酔も覚めてなかったので、顔を見ただけだったけど。
 次の日、お昼には集中治療室を出て(びっくり。早!)個室へ。胸を40センチくらい切ってて(当然骨も切ってるわけだし)腕の血管も使ったので腕にも20センチくらいのすごいキズがあって、酸素吸入器もついてるのに本人の意識がはっきりしているのにもびっくり。もう氷をなめていいというのにもびっくり。明日には尿道カテーテルも抜けてポータブルトイレが使えるらしい。すごい。
キズも包帯は使わず、サージカルテープ(医療用のセロテープみたいなもん。治るまで貼りっぱなしでいいテープで市販もされていて、切り傷なんかのときは便利なのでウチにもある)がべったり貼ってあるだけで、テープが透明なのでキズが丸見え。縫ってなくて、ホチキスのような物でキズが止めてあるのもよくわかる。これなら一目見て状態がわかるし、包帯交換の手間もなし。とにかくいろいろ感心しまくりでした。

後のことは弟家族と母にまかせ、私はそのまま駅まで弟の車で送ってもらい、家まで帰ってきました。帰りは新幹線「こだま」で自由席。時間的に自由席で大丈夫だろうと思って。確かに座れて良かったが、各停なので2時間半くらいかかり、昨日も椅子にすわりっぱなしだったのでもうおしりが痛くて痛くて〜。こういう時こそグリーン車のゆったりした椅子を取るべきだったんだなー。あとのまつり。

と、そんな2泊3日でした。
父が元気になったら、みんなでこちらへ遊びに来ることになってます。早く回復するといいなあ。

私信。ここを見ている友人のみなさま、お見舞い金等は遠慮しますのでお気を使わずよろしくです。


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いぶき

お疲れ様でした!無事に終わって良かったね。
インターネット他、インフラの進化もすごいけど、医療の進化もすごいね。
ゴッドハンド輝(マガジンの医者マンガ) で、そういう手術の描写があったけど、彷彿とさせる日記でした~。
いや、おとうさん、基本的には丈夫な方なんだと思うよ。回復お祈りしています~。
by いぶき (2006-03-03 10:29) 

MANA

いぶきさま、ありがとう。
どんどん医療技術が上がっていって、自分たちが老人になって身体のあちこちにガタがくるころにはきっともっとよくなってる、と信じたい。私にも父の体質、遺伝してるんで、同じ目に遭う可能性大だしな。
いや、ウチの父って30代の頃から病気しまくり、手術しまくりなんですよ。37歳の時は腹膜炎で死にかけたし。胆嚢の手術もやってるようで、毎回すごい痛いらしくて(あたりまえ)今回もかなりびびってました。
「基本的に丈夫」とはとても言えん(苦笑)。でも手術に耐える体力はあるのかも。
by MANA (2006-03-03 11:59) 

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