「ワンダーウーマン1984」観てきました 多少ネタバレあり感想

「ワンダーウーマン」の2作目、「WW1984」観てきました。

楽しく観ましたが、160分は長い、長いよ〜〜。絶対途中でトイレに行かないといけなくなる…との予想どおりで、どこで行くか悩んだよ…

アメコミ映画によくありますが、今回も最後の最後にサプライズエピソードがあるよん。

この映画は突っ込みどころが多いのも愛嬌。ダイアナがきれいでかっこいいから全部OK…ということにしておこう。
前作を観た人は今回も是非。前のを観てない人は、観てからで！（1984のストーリーはわかりやすいですが、前作観てないとスティーブの存在が謎すぎなので）

以下、多少ネタバレありでツッコみ感想↓



1984というのはロスオリンピックの年だそうですが、なぜそこが選ばれたのかは映画観てもあまりわからなかった。アメリカ人には思い入れがある年なのかも。

そこに、前の映画で空に散ったはずの恋人のスティーブが突然現れるのですが、前映画の「島から出てきて世間のことが全くわからないダイアナに色々教えるスティーブ＆ダイアナの服とっかえひっかえファッションショーもどき」と今回の「未来のことがわからないのでダイアナにいろいろ教わり、やはり最新ファッションをあれこれ着せられるスティーブ」が対になってて、おお、うまい。

前回も今回も、少女漫画的なテイストが根本にあると思う。スティーブが理想の王子様過ぎ。強くて優しく、ヒロインに対するサポート万全で、自分の運命に文句も言わずわがままも言わず。出来すぎ君で、こんな彼氏いたらそりゃ「私にはあなただけ」になっちゃうよね、ダイアナ。

160分、なんでそんなに長いのかというと、正直「いらないエピソード」が多いから。例えば、最初のアマゾネスのサスケシーンとか、花火デートとかもあんなに長い必要ないし。
しかし、そういうのを削っちゃうと、この映画の「らしい」ところも減っちゃうので、おそらくつまらない映画になっちゃうだろう。…でももうちょい削っていいよ(^.^;)

博物館の飛行機は燃料満タンなのか？　いきなりジェット機操縦できるもんなのか？　あれ返したのか？

願いは1人1つじゃないのか？？
あれだけの大混乱の後にあんな平和そうなクリスマスかい(^.^;)

バーバラは「優しさを失った」らしいが、他の人に比べて全然困ってなくあれで良さそうなので、説得でなんとかしようとするのは無理だろう。あと、性格悪くなった、の表現が「自分に絡んできた酔っ払いの撃退」なので、別にそれでいいじゃん、に見えてしまうのはエピソードとしてはいまいち。罪の無い人にひどい事するくらいでないと。

映画のテーマは、（ヘスティアの縄を活躍させるためだと思うんだけど）何度もセリフで出てくる「真実が大切、嘘やズルはダメ」っぽいのですが、映画全体からは「人間、欲をかくとロクなことにならない」しか伝わってきません（笑）。
1人の「願い」がどんどんエスカレート連鎖して世界の滅亡にまで大きくなっていくのはなかなかおもしろかったです。

今回の見所、ゴールドクロス（笑）ですが、あそこで先に装着していく動機がないじゃん。まだバーバラのパワーアップを知らないわけだし。あれはピンチの時にどこからか飛んできて、カションカションと装着して欲しかったよ（←某アニメの見過ぎ）。動きづらそうだし、あまり役に立ってなかったのが残念。

前回のラストの敵が神様だったのに比べると、今回は普通の人間なので、アクション物として観たときのクライマックスとしては物足りないかも。あそこは、バーバラとの戦闘の最中に彼を説得しなければならず、攻撃を防ぎ続ける必要がある→黄金の鎧、という流れの方がよかったんじゃなかろうか。

これから観に行く人、今回のトイレタイムはちょっと時間早めのとこだけど「花火デートがある程度進んだあたり」かなと（花火デート全部見ちゃうと時間足りなくなるかも）。その後は石油王と社長のシーンになるので、見損なってもそんなに影響無いです。