スター・トレック観てきました

『スター・トレック』観に行ってきました。
公開日の夕方で、本日3回目の上映時間なのにガラガラだった〜(^.^;)　日本の配給会社は宣伝がヘタだと思うな…

主人公のカーク役の俳優さんの顔が、予告やポスターで見た感じではちょいと濃すぎて、「これがカークか〜、う〜〜ん」と思っていたのですが、動いてもやっぱり濃かった（笑）　彼がW・シャトナーの若い頃だと思うと違和感あるけど、「けんかっ早くて無鉄砲で未熟者だけど自信家で女ったらし」のジェームズ・Ｔ・カークというキャラだと思えば、これもアリだな、と思えました。

以下ネタバレありありな感想↓


出だしですぐテレビシリーズのTOSとは歴史が変わるので、今回の映画は並行宇宙の違う世界のカークたちのお話です。スタートでいきなり違う歴史になるおかげで、前からのマニアでも受け入れやすい映画になってるかも。

メカ等は私はこだわりないので、以下、キャラクターの感想メインで。

テレビシリーズを知らない人が見てもキャラ性等分かりやすくなってるし、エンターティメントしてるのでおもしろい映画だとは思うのですが、やっぱり知ってて観るに越したことはない映画でもあります。
「あの」ブリッジのメンバーたちが、だんだんカークのまわりに集まってくる感じ（集まってるところにカークが飛び込んでくる、っていう方が正しいか）がRPGっぽいなーと。そこが観てて楽しいし、「ああ、この人ならここでそういう行動とるよね、そういうセリフ言うよね」っていうのがまた楽しいので。
あとコバヤシマル（！）とか、知ってる単語やエピソードを入れてくれてるのもグー！

テレビシリーズが放映され始めた40年くらい昔みたいに「スポックとスコッティは発音が似てるから紛らわしからチャーリーにしよう」みたいなことはなく（今聞くとスポックとスコッティなんてさほど似てないんだが、まだ日本人が英語の名前にそれだけ慣れてなかったってことなんだよなあ）ドクターは「ボーンズ」だし、加藤も「スールー」で、それは「よりオリジナル」なそのほうがいいんですが、私、スコッティ見ると頭の中で『チャーリー』になっちゃったりします(^.^;)

今回、カークがやたら殴られるシーンが多く、いつも顔がボコボコ傷だらけなのは、（耳ごとメイクのせいもあるけど）スポックがお肌つるつるすべすべなのとの対比だろうか（笑）
そんでもってやっぱり2人は反発しながらも最後はラブラブになるので（笑）その手が好きな人にはたまらない映画だろうなーとか(^-^)　でも、未来を知ってる人に「君たちは未来はラブラブだよん」って先に教えられちゃってから親友になるって複雑な気分かもしれないなーとか(^.^;)

ロミュランの人たちは25年も何してたんだろうなー。じみーに男臭い宇宙船のメンテとかしながら隠れ住んで、25年ひたすら思い人が現れるのだけを楽しみに待ってたんだろう。お気の毒。あのテクノロジーがあれば、健在な母星に戻って時の政府と協力すればロミュラン帝国はとっくに宇宙征服できてただろうに。
ネロは25年より前の記憶がなくなってる、とかちらっとセリフで出てきたり、いろいろ裏設定があるようなんですが、この映画ではその辺はほとんど描かれてないのでした。

映画を見終わったから言えることですが、チェコフは後のシリーズのチェコフにこだわらず、ロシアの美少年を起用すべきだったと思うぞ。
ブリッジで唯一の10代クルー＆天才少年で、今回の映画ではちょっとおっちょこちょいっぽいけど性格もかわいく表現されてたので、「あ〜これがもっと見かけがかわいい役者さんだったらなあ」としみじみ思ってしまったのです（大笑）　特に今後、続編もあるっぽいから、ブリッジに一人きれいどころがいてもいいんじゃないかと思うんですよ。ウフーラはまあ…あのままでいいんで。

今まで見てきたスター・トレックの映画の中でもかなりおもしろい方だと思いました。（いや、なんというか今までの映画はハズレも多い…よね(;_;)）続編楽しみです。